人間が見える光の範囲は限られている

光の波長から見える色が決まる

人間が見ることのできる光の波長範囲は、約380~780nmの間です。この範囲の中で、波長が短いものほど青紫色、波長が長いものほど赤色にみえます。波長が380~450nmの範囲の光は紫外線と呼ばれますが、人間は見ることができません。

夜間の視力は、昼間とは異なる

人間の視力は時間帯によって変化します。夜間には、ロッド細胞という光を感じる細胞が優位になります。このため、夜間には明るさよりも動きや形に敏感になり、明るい中で見ることのできた色や細かいディテールは見えにくくなってしまいます。

昆虫は人間よりも多くの色を見ることができる

人間が見ることのできる色は、約100万色程度です。一方、ハエやチョウ、トンボなどの昆虫は、10倍以上の色を見ることができます。昆虫が見ることのできる色は、人間に見える紫外線に近い波長の光を含むためです。

大気中の微粒子が、空の色を変える

人間が見ることのできる空の色は、青色です。これは、太陽光が地球に届くと、大気中の分子などによって散乱されるためです。青い光がより強く散乱されるため、私たちは青い空を見ることができます。しかし、大気中に煙や塵、水蒸気が増えると、光が強く散乱されるため、オレンジや赤色の夕焼けが見えることもあります。

参考文献:


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です