豆知識:
“IT用語”という言葉は、日本語では一般的に使用されていますが、実は英語圏ではあまり馴染みがありません。そこで気になるのが、この言葉の語源です。
実は、“IT用語”という言葉は、日本の翻訳者が造語したものです。英語圏では、IT関連の用語は、もっぱら“IT Terms”“IT Vocabulary”“IT Jargon”などと呼ばれています。
詳細:
ITとは、Information Technology(情報技術)の略称で、コンピュータなどを利用して情報を処理、管理するシステム全般を指しています。さらに、IT用語とは、コンピュータやインターネットを利用する上で、必要不可欠な用語・用語集のことを指します。
日本では、1980年代後半から始まったコンピュータの普及によって、IT用語が盛んに使用されるようになりました。しかし、当時日本語でもIT用語を適切に表現する言葉がなく、翻訳者たちは、英語の“IT Vocabulary”を勝手に解釈し、騙しつつ、“IT用語”という造語を生み出したとされています。
最初に“IT用語”という言葉が使われたのは、1986年に発行された出版物『マイコンBASICマガジン』においてで、IT用語に関する記事が掲載された際に、“IT用語”という表現が用いられたことが始まりだとされています。
まとめ:
“IT用語”という言葉の語源は、日本語に翻訳する際に、翻訳者が英語の“IT Vocabulary”を勝手に解釈して生まれた造語です。英語圏では使用されないということを覚えておきましょう。
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