背景
「世界一危険な動物は何か?」と聞かれたら、多くの人が「鮫やクロコダイル、ライオンなどの大型動物」を挙げると思います。しかし実は、世界一危険な動物として知られる種類が存在するのです。
ヒョウモントカゲモドキとは?
その動物とは、ヒョウモントカゲモドキ(学名:ハルゼミグモ)です。日本にも生息する、夏になると木々に巣を作り、蜘蛛のように糸で獲物を捕らえるクモです。ヒョウモントカゲモドキは、見た目は可愛らしいのですが、強い毒を持っているため危険なクモの一種です。獲物を捕まえた後、毒を注入し獲物が死んでから捕食するという独特な捕食方法を持ちます。
毒の強さ
その毒の強さは、人間にとっても致命的な場合があります。日本では、ヒョウモントカゲモドキに咬まれた人が死亡する事例はないものの、毒の成分は脳に影響を及ぼし、失神や間歇的な幻覚を起こすとされています。アメリカでは、ヒョウモントカゲモドキによる死亡例が報告されており、医師からは「診断がつく前に死んでしまう可能性がある」と注意喚起されています。
まとめ
つまり、見た目が可愛らしいヒョウモントカゲモドキが、世界一危険な動物の一つとされているのです。自然界には見た目とは裏腹に強力な武器を持った生き物がいることを思い出させられる事実です。
出典:The Sydney Morning Herald 「World’s deadliest animal: The tiny creature you least suspect」
コメントを残す