砂の重さ
鳥取砂丘は日本最大の砂丘であり、その砂の重さには驚くべき事実があります。一般的に砂の密度は約1.6g/cm³といわれていますが、鳥取砂丘の砂の密度は約1.3g/cm³と非常に低いため、同じ体積の砂でも鳥取砂丘の砂は約20%軽いとされています。
京都塔との関係
では、この砂の重さが何か意味を持つのでしょうか?実は、鳥取砂丘の砂の軽さはある建築物と直接関係しています。それは、京都塔です。
京都塔の高さは約131mであり、その建物の基礎には鳥取砂丘の砂が使用されています。なぜ鳥取砂丘の砂が使われたのか?それは、鳥取砂丘の砂が軽く、かつ耐震性能にも優れているという特性があるためです。
ただ、20%も軽い砂を沢山積み上げた場合、自然な要因で流されたり崩れたりすることが心配されます。そのため、鳥取砂丘の砂には特殊な処理が施されており、京都塔の基礎には約10,000tもの砂が使用されました。
まとめ
鳥取砂丘の砂が軽いことは、日本国内でも数少ない特異な現象の一つです。その軽さが京都塔という建築物にも関係し、建築においても非常に重要な役割を果たすことがわかりました。
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