1. 「Cullinan Diamond」の発見
1905年に南アフリカで発見された「Cullinan Diamond」は、世界最大級のダイヤモンドとして知られています。その重さは3106カラットで、ゴルコンダダイヤモンドやコハイノールダイヤモンドとともに「インド王冠の三大宝石」と称されます。
2. 切り分けられた「Cullinan Diamond」
「Cullinan Diamond」は、発見後2年間は買い手がつかず、イギリス政府による購入が決定されました。その後、ロイヤルアソシエーションによって、2年をかけて9つに切り分けられ、そのうちの最大の部分がエドワード7世の王冠に、2番目に大きい部分がイギリスのサクソン王妃の王冠に使われました。残りのダイヤは、人気の高い宝石として切り分けられ、海外に輸出されました。
3. 「Cullinan Diamond」が失われた!?
第一次世界大戦中、王妃の王冠に使われていた「Cullinan Diamond」は、ドイツ海軍のUボートによってイギリスから奪われてしまい、何年にもわたって行方不明となりました。しかし、1928年になって、ロンドンの靴屋に「Cullinan Diamond」の断片が売られているのを発見し、元のダイヤと照合した結果、真正の「Cullinan Diamond」断片であったことが確認されたと伝わっています。
4. 「Cullinan Diamond」から発掘されたその他の宝石
「Cullinan Diamond」から発掘されたその他の宝石には、2.50カラットのハートシェイプの青いダイヤモンドや、17.59カラットのピンクのダイヤモンドなどがあります。また、ブリリアントカットされたダイヤも多くあり、世界中の美術館やコレクターの間で高く評価されています。
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