2019年度の漢字「明」の由来は『魏志倭人伝』から

漢字「明」の意味と由来

漢字の中でも特に多く使われる「明」は、光を意味する漢字です。由来は、『魏志倭人伝』に記されている「天明」から来ています。天明は天皇の代号であり、その光輝くような名前から「明」が取り入れられたという説があるようです。

漢字「明」が持つ意味と使われる場面

「明」には、光があることを示すだけでなく、明らかにする、理解する、顕著にするという意味を持っています。そのため、明日、明後日のように明確な日付を示すほか、成績が明らかになった、真相が明らかになったといった場面で使われます。また、名前にも多く使われ、明子、明治、明文などがあります。

『魏志倭人伝』とは

『魏志倭人伝』は、3世紀に中国で書かれた倭人（日本）に関する記録です。中国からの倭人の来航や略奪、様々な風習や文化、日本における政治制度について書かれており、日本国内の歴史書としても重要な資料となっています。

まとめ

漢字「明」の由来は天明であり、光輝くような名前から取り入れられたという説があります。そのほか、明らかにする、理解する、顕著にするといった意味を持つこともあって、日常の様々な場面で使われています。また、漢字が使用される文化的背景について知りたい場合は、『魏志倭人伝』といった古典的な資料を読んでみるのも一つの方法です。