日本のビールの起源はドイツではなくアメリカ？！

豆知識1

一般的に、日本のビールはドイツから伝えられたものとされていますが、実はそれは間違い！明治初期に日本でビールが作られるようになったのは、実はアメリカからの技術移転がきっかけでした。

明治3年（1870年）、福岡県にある長崎屋という商会が、現在の北海道函館市にビール工場を設立し、日本で初めてのビール「琥珀麦酒」を商品化しました。このビールは、アメリカのビールメーカーであるアンハイザー・ブッシュ社から輸入した設備を使用して作られました。

豆知識2

一方、日本でビールが一般的な飲み物として定着したのは、やはりドイツから伝えられたことは間違いありません。1886年には、神戸で「神戸ビール醸造所」というドイツ人のビール醸造家が設立したビール工場が開業し、多くの人たちに愛されるようになりました。また、麦芽やホップなどの原料もドイツから輸入されていました。

豆知識3

しかしながら、日本のビールがアメリカの技術移転によって誕生したことは、あまり知られていない事実です。また、日本で初めてのビール工場として知られる「長崎屋ビール工場」は、今でも函館市に残る歴史ある建物として、多くの人々に親しまれています。