ダイヤモンドは砕けない？

豆知識

宝石の中でも最も硬いとされるダイヤモンドですが、本当に割れないのでしょうか？

実はダイヤモンドも、ある条件下で破壊されることがあります。

詳細

ダイヤモンドは、炭素の原子が結晶構造を取っているため、非常に硬いとされています。そして、硬さは「物質が傷つかない強さ」とされるため、ダイヤモンドは一般に「砕けない素材」と認識されています。

しかし、ダイヤモンドには傷が付くという弱点があります。

ダイヤモンドの表面には、微細な傷が付くことがあります。この傷のつきやすさは切り込みのあるカッターや、粒子が飛散する放射線療法によっても影響を受けるとされています。

さらに、高温下にダイヤモンドを置いたりすると、ダイヤモンドの色が変わる現象が起こります。この「色変わり」は、ダイヤモンドの中の不純物質が熱で活性化し、原子構造が変化して起きるものです。

このように、ダイヤモンドも厳しい条件下では破壊されることがあるため、完全に「砕けない素材」とは言えないのです。