概要
世界で初めてパソコンを操作した女性は、Grace Hopper(グレース・ホッパー)という人物です。
詳細
Grace Hopperは、アメリカ海軍に所属していた数学者・コンピュータ科学者で、COBOLというプログラミング言語を開発したことでも知られています。
彼女がパソコンを操作したのは、1945年に開発された「マーク1」という巨大なコンピュータです。当時のコンピュータは、入出力のために紙テープを使用することが一般的でしたが、ある日、マーク1の動作がおかしくなった際、Grace Hopperは「バグが原因だ」と判断し、コンピュータ内部に取り残された虫を発見し、取り除くことで問題が解決されました。以降、「バグ」という用語がコンピュータ業界に定着することになったとされています。
また、彼女はコンピュータの普及に尽力し、長年にわたり講演活動を行い、多くの人々にコンピュータの価値や可能性を伝えました。
Grace Hopperは、1985年にアメリカ海軍で名誉退役し、同年にはアメリカ国家技術賞を受賞するなど、その業績が広く認められています。
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