由来
「ありがとう」という言葉は独特の響きを持ち、日本人にとってはなくてはならない言葉ですが、実はもともと中国語の「有り難い」の言葉から来ています。その起源については諸説ありますが、「有り難い」という言葉が日本に伝わったのは、北宋時代の中国の詩人である蘇軾(そしょく)の「有り難うの詩」によるとされています。
変遷
日本に「有り難う」という言葉が伝わってからは、膾炙(かいしゃ)するようになりました。次第に日本においても、漢字の使用が広がるとともに「有り難う」(有り難い)と書くようになりました。しかし、平仮名の「ありがと」という表現も並行して使われていたことがわかっています。現在では、日常会話においては「ありがとう」や「ありがと」が一般的に使われるようになり、他の言語にもない聴覚的な美しさや、感謝の心を表す言葉として広く知られています。
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