ハバネロの辛さには科学的根拠があった！

ハバネロとは

ハバネロは代表的なホットペッパーの一つで、中南米原産の唐辛子の品種の一つです。果実の形状は微妙に異なるものの、色は緑からオレンジ、赤などがあります。

辛さの単位である「スコヴィル値」は、果実から抽出したカプサイシンが希釈された水を使ってどの程度薄めなければ辛味が感じられるかを測定しています。

ハバネロのスコヴィル値は、一般的な唐辛子よりもかなり高く、30万～50万程度の値が報告されています。

ハバネロが極めて辛いのには、カプサイシン量の他にも理由があります。実は、辛さを感じるうえで重要なのは、トリガーとしての「カプサイシン受容体」というタンパク質があります。

ハバネロに含まれるカプサイシンは、この受容体を刺激して強い辛味を引き起こします。しかし、この受容体はヒトの中でも個体差があり、ハバネロに対して敏感な人とそうでない人がいます。

ハバネロの辛さは単にカプサイシン量だけではなく、受容体の違いによる個体差も重要な要因であることがわかりました。