エベレストの高さには争いがある?

背景

エベレストは、世界でもっとも高い山であり、多くの登山家が挑戦する難易度の高い山です。その高さについては、1955年にインドの測量士が測定したとされる8,848メートルという公式な数字が認められています。ただし、この数字には謎があるとされています。

エベレストの高さが定義されているとき、基準面として使用される海抜0メートルは、インドのムンバイから約160キロメートル離れたアラビア海の平均海水面でした。しかし、地球の温暖化により、アラビア海の平均海水面が上昇しているため、海抜0メートルの基準面は実際には変化しています。

これにより、エベレストの高さは異なってくる可能性があるようです。実際に、2015年にネパールが設置したGPS測量装置により、エベレストの高さが8,848メートルという公式の数字とは異なる8,848.86メートルという数字が報告されました。この数字には、海抜0メートルの基準面が変化したことが要因になっていると考えられています。

まとめ

エベレストの高さについては、公式な数字が存在するものの、地球の変化によって実際の数字は変わってくる可能性があるということがわかりました。今後も技術の進歩により、正確な高さが測定されるかもしれませんが、エベレスト自体が永久に変化しない限り、いつまでも人々を魅了し続けるでしょう。

参考:National Geographic


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