ショートケーキの歴史
ショートケーキは、イチゴと生クリームを挟んだスポンジケーキの上に、更にイチゴと生クリームをトッピングした洋菓子です。一般的にはアメリカ発祥の菓子とされていますが、実はこれは間違いなのです。
ショートケーキの起源
ショートケーキの起源は、中世ヨーロッパに遡ります。当時はパンに果物やクリームを乗せた「フルーツ・エ・パン」というお菓子が主流でした。
そして16世紀、新大陸にアメリカが発見されると、フルーツ・エ・パンとは全く違う形状のお菓子が生まれました。それが、「ショートケーキ」です。当時のアメリカでは、小麦粉やバター、砂糖が不足していたため、ケーキ生地を作る際には「ショートニング」と呼ばれるハードな動物性脂肪を使用し、水分を極力減らして作っていました。このケーキ生地にイチゴとクリームを合わせたのが、ショートケーキの原型です。
日本でのショートケーキの発展
ショートケーキが日本に上陸したのは、明治時代の終わり頃からです。初めは上流階級の人たちの間で食べられる高級な菓子でしたが、徐々に一般市民にも広まっていきました。
日本でのショートケーキは、アメリカ版よりもスポンジケーキの割合が大きく、生クリームと共にフルーツをトッピングするスタイルが定着しています。
まとめ
ショートケーキには、流派によって様々なアレンジがありますが、その歴史を遡っていくと、中世ヨーロッパに発祥していることがわかります。アメリカ版のショートケーキは、日本の定着したスタイルとは若干異なるものであることも、知っているとちょっとオシャレな雰囲気が出ますね。
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