天気予報に出てくる「降水確率」の意味と計算方法

降水確率とは？

降水確率とは、その時間帯に雨が降る確率を表す指標のことです。単位は％で表されます。例えば、「明日の午後の降水確率は60％です」というように、雨が降る可能性が60％あることを示しています。

降水確率は、気象庁が定めた「降水確率表」に基づいて、その時間帯の地域の予想される降水量や降水確率を算出します。そのため、地域や時間帯によって異なることがあります。

例えば、「明日の午前9時から12時の降水確率が50％」と出た場合、その時間帯に雨が降る確率は50％、降水量は1mm未満という予想ということになります。

また、「明日の午後3時から6時の降水確率が80％」と出た場合、その時間帯に雨が降る確率は80％、降水量は10mm未満という予想ということになります。

降水確率は気象情報の中でも非常に重要な指標ですが、見方によっては誤解を招くこともあります。

例えば、「明日の降水確率は70％」と出た場合、必ずしも1日中雨が降るということではありません。日中のうちに何度か雨が降る可能性が70％あるということです。

また、積算降水量とは異なり、降水確率は予想される雨の量を示すものではありません。あくまで、降水が発生する可能性がどれだけあるかを示すものです。