日本の秋になると増える「カマキリ」は実は外来種

豆知識1：カマキリは日本が原産地ではない

一般的に、カマキリは日本の秋の風物詩の一つとして親しまれています。しかし、実はカマキリは外来種の一種であり、日本が原産地ではありません。

カマキリは東アジア地域を中心に分布しており、中国や朝鮮半島、台湾、そして日本などの地域で見られます。

カマキリは、完全変態をする昆虫の一種です。完全変態とは、卵期、幼虫期、蛹期、成虫期の4つの段階を経て成虫になることを言います。

カマキリは、卵から孵化した幼虫期には翅が発達しておらず、脚も短く、体は太く平たい形をしています。成長につれて翅を発達させ、成虫になります。

カマキリは、昆虫を中心に、小さな鳥なども捕食する肉食動物です。そのため、害虫を食べてくれる益虫として広く知られています。

一方で、カマキリは小型の鳥のエサとなることもあります。カマキリは体が大きく地面にいることが多いため、鳥にとっても目立ちやすい存在です。また、カマキリが翅を発達させて飛び立つ際には、鳥にとっても簡単な獲物になります。