カスピ海とは
カスピ海とは、中央アジアに位置する、世界最大の内陸湖です。ロシア、カザフスタン、トルクメニスタン、イラン、アゼルバイジャンと5国にまたがっています。面積は約37万km2で、日本の国土面積の約1.3倍です。
カスピ海の豆知識・雑学
1. 塩分濃度が低い
カスピ海の塩分濃度は、一般的な海水の約1/3程度で非常に低いため、淡水生物と海水生物が共存しています。例えば、カスピ海には淡水域に生息するカスピアミドが生息していますが、同じような環境にあるバルト海や黒海などでは生息しません。
2. 水位が変化する
カスピ海は、降水量や河川の流量などによって水位が変化することがあります。20世紀以降では、ダムなどの建設によって人為的に水位が上昇することもあります。一方、乾燥化が進むなどによって水位が低下することもあります。最近では、カスピ海の水位が低下し、その影響でかつて航行可能だった港が使用できなくなってしまうなど、多くの問題が起きています。
3. 馬が生息していた?
カスピ海周辺には、かつて野生の馬が生息していたという説があります。実際、カスピ海北東部には、「ダウィッドホース」という希少種の馬が生息していました。そのため、カスピ海周辺では馬が重要な狩猟対象であり、古代から騎馬遊牧民の文化が栄えてきました。
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