豆知識
宇宙からの光は、遠くの星から発せられた光が地球に届くまでに数十億年かかることがあります。このため、その星が発せられた当時の姿を現在でも見ることができます。
詳細
宇宙では、遠くにある星から発せられた光が、時空の歪みや重力などによって路線が曲がって地球に届くことがあります。このため、その星が発せられた当時の姿を現在でも観察することができます。この遠い昔の光が地球に届くまでの時間は、その距離によって異なりますが、最も遠いガンマ線バーストはおよそ130億光年の距離にあり、その光が届くまでには130億年かかっています。
これは、宇宙が約138億年前に誕生したことを考えると、その最も遠い光が現代に届くかどうかは微妙なところです。つまり、現代に届く光の年齢は最大でも宇宙誕生のわずか10%程度であると言えます。
しかし、このように遠くからの光が地球に届くということは、その遠い昔の星の姿を現在でも観察することができるということです。この観測結果から、宇宙の歴史や進化を解明することができるようになっています。
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