はじめに
プログラミングをしていると、頻繁に目にする「null」と「undefined」ですが、この2つの違いをしっかり把握している人は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、プロのプログラマでも間違えやすい「null」と「undefined」の違いについて詳しく説明します。
nullとは
nullとは、何も存在しないことを表す特殊な値です。つまり、変数に値がないことを表します。以下のように宣言することができます。
“`html
let x = null;
“`
nullはオブジェクトではなく、プリミティブ型の一種です。nullはtypeof演算子で調べると「object」となり、これはJavaScriptのバグともいえます。
undefinedとは
undefinedとは、値が未定義であることを表す特殊な値です。つまり、変数が初期化されていないことを表します。以下のように宣言することができます。
“`html
let x;
“`
値を代入しないで変数を宣言した場合には、値はundefinedとなります。また、関数の引数が必要とされる場合に引数が渡されなかった場合も、undefinedとなります。
まとめ
nullとundefinedは、似たような意味を持っていますが、微妙に異なる意味合いがあります。nullは何も存在しないことを表し、undefinedは値が未定義であることを表します。プログラミングをする上で、正しい使い分けを心掛けることが大切です。
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