概要
ラフレシアは、インドネシアやフィリピンなど東南アジアに分布する植物の一種で、世界最大の花として知られています。花の直径は最大で1メートルにも達し、大きな茶色い花弁の中央には赤い斑点があります。
特徴
ラフレシアは、熱帯雨林の地上に生息し、土壌中の菌類と共生しながら成長します。花が咲くまでの期間は、一般的に9か月以上かかる長い期間です。また、ラフレシアは寄生植物で、根を持たず、菌類から栄養を吸収しています。
発見と命名
ラフレシアは、19世紀にイギリスの植物学者ジョセフ・アーネスト・フックが、インドネシアのスマトラ島で発見しました。彼はこの花を、イギリスの植物学者ジョン・ラフレシアにちなんで「ラフレシア・アルノルディ」と命名しました。しかし、後に近縁種が発見され、現在は「ラフレシア属」として分類されています。
花の香り
世界最大の花であるラフレシアですが、花の香りは非常に嫌な臭いがします。その臭いは、腐肉のような臭いで、昆虫が集まって来ることを狙っています。実際に、ラフレシアの花にはハエやカミキリムシなどの昆虫がしばしば集まっています。
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