世界最高峰の山、エベレストの高さは実は変わっている

山の高さとは?

山の高さは、通常「海抜高度」として測られます。すなわち、その山の頂上が海面からどのくらい高いか、ということです。たとえば、富士山の標高は3776メートルとされていますが、これは海面からの高度です。

エベレストの高さの推移

エベレストは、世界で最も高い山として有名ですが、実はその高さは常に変動しています。ただし、これは地震などによる変化ではありません。なぜかというと、地球自体が、年々形状が変わっているためです。

最初にエベレストの高さが測定されたのは、1856年。当時は現在よりも30メートルほど低い高さが報告されました。その後、何度も測定が繰り返され、1921年には8848メートルという現在認められている高さが測定されました。

しかし、1999年にはアメリカとネパールの合同チームによって再度測定が行われ、エベレストの高さは8850メートルに再設定されました。

高さが変わる理由

地球自体が変わることによって、山の高さも変わってしまうのです。たとえば、地球は徐々に膨張しています。これにより、海底や陸地が広がっていきます。そのため、地球の表面積も増加することになります。これが影響して、山の高さが変化するのです。

エベレストはもともと、海底の石灰岩が大陸プレートとぶつかり、隆起してできたとされています。このプレートのせり上がりも、エベレストの高さに影響を与える要因の1つとなっています。

このように、地球自体が変わることによって、山の高さも変化することがあるということを知っておくと、エベレストの高さについての情報を見たときに、どこか興味深い気持ちが湧き上がるかもしれません。


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