背景
18世紀になると、ヨーロッパ各国において郵便制度が整備されていきました。その一方で、当時最も発展していたのがイギリスでした。というのも、イギリスには膨大な植民地があり、国内外に広がる広大な領土を結ぶために郵便制度の整備が欠かせなかったからです。
世界初の郵便局開設
そして、1720年になると、イギリスにおいて世界初の郵便局が開設されました。その名は「Penny Post(ペニーポスト)」。当時の郵便料金は、書状1通につき1ペニー(1ペニーとは、約0.25グラムの銅貨に相当するもので、当時の平均的な日給の1/30程度)でした。その低廉な料金が好評を得たことから、次第に全国展開していき、やがてイギリス全土に広がっていったのです。
その後の発展
「Penny Post」が開設されてから百数十年の間、イギリスの郵便制度は発展を続けていきました。やがて、さらに効率的・大量な郵便配達が可能な蒸気船や鉄道の発明もあって、19世紀後半には国際宅配便のサービスも始まりました。
まとめ
世界初の郵便局ができたのは、イギリスが当時最も発展していたから。あまりにも低廉な郵便料金が好評を呼んで全国展開につながり、さらに発展を続けていった。こうして今日に至るまで、世界中に広がった郵便制度の開始に一役買った、世界初の郵便局の名前は、忘れがたい。
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