1. カカオとは?
カカオとは、南アメリカやアフリカ原産の常緑樹の実で、砂糖やココアバターなどの原料として広く使われています。
2. カカオの種類
世界中には約8,000種類ものカカオが存在するといわれています。中でも代表的なのはCriollo、Forastero、Trinitarioの3種類です。
- Criollo:
一般的に高級なタイプとされ、風味はフルーティーであまり苦味がありません。ただし、栽培が困難な上に収量も低いことから、高価な傾向があります。 - Forastero:
安価で、一般的なカカオの原料として広く利用されています。風味はすっきりとしているため、コーヒーのような苦味があります。 - Trinitario:
CriolloとForasteroの混合品種で、風味は複雑で特徴的です。一般的に、風味にこだわりつつも場合によっては収穫量を確保するためにTrinitarioを用いる農家も多いといわれています。
3. 珍しいカカオ
もう少しマニアックな話ですが、世界中には希少なカカオが存在します。例えば、エクアドル産のナショナル・トレジャーは“世界で最も美味しいチョコレート”といわれ、一部のチョコレート通でも非常に人気があります。
また、ベトナムにはPa Say Khấu種、日本にはシルク・ロード種といった、地域や国特有のカカオ種もあるようです。
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