世界一小さな国

豆知識１: バチカン市国

バチカン市国は、世界で最も小さい国です。

この国は、面積0.44㎢であり、国土面積が最小となっています。

バチカン市国は、イタリアという国の中にある都市国家で、ローマ教皇庁の本拠地です。

ローマ教皇庁は、キリスト教を信仰するカトリックの中心的な存在であり、バチカン市国は、教皇庁を運営するために建てられた国家です。

バチカン市国には、厳密には国民がいません。

ただし、およそ800人が暮らしており、このうち約450人が国籍を持っています。

そして、残りの国民はすべて、ローマ教皇庁の職員であるとされます。

また、地元のカトリック教徒の人々が満を持して訪れ、教皇庁の活動に参加したり、ミサに出席することがあります。

バチカン市国の通貨は、ユーロとバチカン市国独自の硬貨「ユーロセント」が流通しています。

ただし、硬貨は限定的に作られ、ヨーロッパ中のコイン収集家やバチカン市国に訪れる観光客たちに人気です。

バチカン市国には、ヴァチカン美術館があり、世界遺産に登録されています。

美術館には、世界的な画家・彫刻家たちが残した、数多くの名作が展示されています。

さらに、美術館内に所在するシスティーナ礼拝堂は、ミケランジェロによる壮大なフレスコ画が描かれ、世界的に著名なスポットとなっています。