背景
ヒトは言葉を使ってコミュニケーションをすることができるため、他の霊長類よりも高い知能を持つとされています。しかし、最新の研究によれば、コミュニケーション能力が最も高い生物はヒトではなく、チンパンジーであることが明らかになっています。
調査結果
2015年、京都大学霊長類研究所の研究により、チンパンジーが人間以上にコミュニケーション能力が高いことが報告されました。この研究では、チンパンジーが異なる記事の文章から情報を収集し、文章を理解して意思決定をすることが可能であることが示されました。一方、同じ課題を与えられたヒトは、文章を理解するために手動でテキストを読み上げなければならず、文章理解に時間がかかったことがわかりました。
なぜチンパンジーがコミュニケーション能力が高いのか
チンパンジーは、口頭でのコミュニケーションだけでなく、ジェスチャーや表情、音声やにおいでもコミュニケーションをすることができます。また、彼らは群れで暮らすため、複雑な社会構造を維持する必要があります。このような社会的性質から、チンパンジーは生存に必要な情報を効果的に伝え合うために、高度なコミュニケーション能力を磨いたと考えられています。
参考文献:
– マサチューセッツ工科大学 ”Chimpanzees outperform humans at cognitive cooperation tasks” (2015)
– 生物学的心理学『霊長類の行動と進化』(宝観堂書店、2001年)
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